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石井 克典; 瀬川 智臣; 川口 浩一
no journal, ,
日本原子力研究開発機構では簡素化ペレット法MOX燃料製造プロセスの開発を行っている。本プロセスでは、ペレット製造プロセスのためのMOX原料粉末の流動性改良を湿式造粒機で実施しており、造粒工程では含水率が約10%の造粒体が形成される。燃料ペレット製造工程に受け入れる際の含水率の基準を満足するには、乾燥機により含水率1%以下に乾燥させる必要がある。また、ハンドリング時や成型機の充填プロセスにおいて、造粒体が形状を維持するためには、造粒体は十分な圧潰強度を有するよう調整されなければならない。しかしながら、乾燥条件と造粒体の圧潰強度に関する関係は報告されていない。そのため、乾燥機の適切な運転条件を推定するために、加熱条件が含水率や造粒粉の圧潰強度に与える影響を検討した。